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らいじょう日記

2012.03.10木の家スクール富山

今日は最終講座でした。

滋賀の元気な大工さん、宮内建築の宮内寿和氏のお話。針葉樹の水中貯木による乾燥を実行された方で、その方の情報は聞いていて一度はお会いした方でした。

今回は、挟み梁工法という独自の小径木を利用した木造建築のお話でした。

設計事務所と組んでそれぞれの強みを生かし、お施主様の思いを共有して協働体としてよりよいものを造り上げたいという在来工法にこだわらない斬新な大工さんでした。

柱を土台部分、梁部分で双方直角に同じ材寸の木で挟み込みダボだけで金物を一切使わないという大工ならではのこだわりと、基礎と繋がない石の上に柱を乗せるだけの石場建てというある種免震工法にもなるやり方を実行されていました。

考え抜かれた大工の技術です。逆に難しいことを考えなくても出来る単純明快な工法ですが精度が建物強度を左右する工法でもあるようです。

丸太を1~2年水中につけておいてから自然乾燥する乾燥方法も興味のあるお話でした。山で伐ってから使うまでに丸2年かかるとのことでしたが割れにくいとのことでした。

もう一講座は木と人とのつながりを研究されている方で赤堀楠雄氏でした。現在の森林組合のあり方が本来の組合員を助けるという方向からマネージメント化され森林所有者を無視した安く木を出す間伐材供給事業体になり、本来の再生循環するべき人工林のあり方を無視している現在の状況を危惧されている方でした。

皆伐と言うやり方だとその跡に木を植えますが、間伐だと間引きしながら木を切っていくので苗を植えることも出来ません。

再生循環を無視したやり方なので、世界一豊富な森林資源を世界一貧弱な林にしてしまうやり方です。

非常に勉強させられる講座でした。

ありがとうございました。


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